『女性の高血圧の原因か?』体に“永遠に残る”化学物質「PFAS」が女性の高血圧の原因に?米研究により新たな結果が明らかに


PFAS(ピーエフエーエス、ピーファス) ペルフルオロオクタンスルホン酸(英語: perfluorooctanesulfonic acid ; PFOS、ピーフォス)とペルフルオロオクタン酸(英語: perfluorooctanoic acid, PFOA、ピーフォア)の総称
2キロバイト (291 語) - 2022年6月10日 (金) 15:13



飲料水から化粧品、撥水加工を施した衣類などあらゆるものに含まれている“永遠に残る”人工の化学物質、PFASについて新たな研究が行われ、中年女性の心臓病に影響を与えることが十分に理解されていないと結論づけている。
 具体的に言うと、高血圧の原因になると指摘しているのだ。


アメリカ心臓協会の雑誌『Hypertension』に掲載された研究では、1999年~2017年にかけて行われた45~56歳の女性1058人の年1回の健康診断データを再調査している。

研究開始時、全対象者の血圧は正常値だった。だが、19年の間にPFASにさらされることが増え、470人が高血圧になったという。

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)によると、PFASと呼ばれる9000種類以上の人工化学物質が1940年代にアメリカの製造業で広く使われるようになった。

徐々に廃止されたが、分解されるのに非常に時間がかかり(“永遠に残る化学物質”とあだ名がつけられている)、かつては市場で過飽和状態になっていたため、飲料水から土壌、魚などあらゆるものが汚染されている。

残念ながら、この研究はPFASと健康に与える悪影響を関連づけた多くの研究のうちのひとつ。CDCによると、PFASはがんやコレステロール値の上昇、免疫機能への影響とも関連づけられている。

『Hypertension』に掲載された研究を行った研究者は、研究期間の始めに女性の血液中のPFAS濃度を測定。もともと値が高かった人は、高血圧になるリスクが高いことを発見した。

具体的には、PFASの一種で、床磨き剤や消火剤、防水スプレーの製品などに使われているPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)が検知される人は、検知されない人と比べて高血圧になる可能性が42%高かった。

特定の洗浄剤や塗料、接着剤などに使われるPFOA(ペルフルオロオクタン酸)にさらされた人は高血圧になるリスクが47%高かった。

研究では、何種類ものPFASにさらされると血圧に与える影響が高まることもわかっており、全体的に見ると、PFASの血中濃度が高い方の3分の1に入る女性は、低い方の3分の1の女性より高血圧になる可能性が71%高かった。

この新しい情報が出る直前には、アメリカの環境保護庁(EPA)がPFASに関連して飲料水についての勧告をアップデートし、PFAS濃度がほぼゼロの水道でも、健康に悪影響を及ぼす可能性があると結論づけている。

EPAはまた、勧告は強制力のあるものでも規制の対象になるものでもないが、各州や各機関に最新の知識と情報を提供して、公衆衛生をより一層守ることができるようにするのが目的だと記している。

勧告は、全国の水道システムにおけるPFASの連邦基準となる第一種飲料水規則をEPAが制定するまで実施される。

※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

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