『健康』【伊藤千晃】「健康診断、受けてますか?」女性のための人間ドッククリニックが働く女性を支える鍵に



ダンス&ボーカルグループAAAの元メンバーであり、現在はモデルやソロアーティストとして活躍する伊藤千晃さん。妊娠・出産を経て、自身の体のケアにより興味を持ったという伊藤さんと、“フェムテック”について勉強していく連載企画。今回は株式会社ファムメディコ取締役CVO・佐々木彩華さんをゲストに迎え、身近でありながら見落としがちな女性の「健康診断」の大切さを学びます。性差に基づく検診が、女性の健康を支えるキーに。

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性差に基づく健診が、女性の健康を支えるキーに。
──2019年に株式会社ファムメディコを設立した佐々木彩華さん。女性のための人間ドッククリニック「クレアージュ東京 レディースドッククリニック」を開院・運営支援をしています。伊藤さんは健康診断は定期的に受けていますか?

VOCE

伊藤「私は18歳で芸能活動を始めて、恥ずかしながら定期健診に行く意識や習慣がない生活を10年以上送っていました。でも昨年同い年のママ友達に誘ってもらって、妊婦検診以来5年ぶりの健康診断を受けました。やはり30代に突入してから身体の変化を感じていたので、検査を受けるのと受けないのとでは安心感が違いますね。受けるまではついつい後回しにしてしまいがちですが、受けてみると晴れやかな気持ちになれました」

佐々木「フリーランスで、社会人になってから健康診断を受けたことがないという人は多いようですね。また、女性特有の疾患を検査する乳がん・子宮がん検診受診率は4割程度と言われていて、受診率が低いことが分かります。これは女性自身の意識が低いというより、受けられる施設の少なさや企業検診の補助対象外であることなど社会の仕組みにも問題があります。ほとんどの企業では、婦人科系はオプション扱いとなってしまうので、金銭的、時間的ハードルがあります。私たちはそうした課題に対して、様々なアプローチで解決に導こうとしている最中です」

伊藤「確かに、オプションだと“わざわざ”受けようとは中々思えないかもしれませんね。私も身体に痛みや異常がないと、後回しにしてしまう気がします。佐々木さんがクリニックの開院支援やを女性の健康診断を推進するようになったきっかけは何でしょう」

佐々木「10年ほど医療コンサルティングの仕事をしていたのですが、性別の違いによって病気の発症率や発症年齢、効きやすい薬が異なることを知りました。男女それぞれに合った治療や健診など、性差医療が必要な一方、今の健診精度は男女画一的で、女性に関わる診療はオプションであることが多い。1人の働く女性、子供を育てる母として、健康の重要さは日に日に感じています。女性特有の疾患やそれに対するリテラシーの低さを鑑みると、性差に基づく健診制度が働く女性を支える鍵と考え、クリニックの構想をし、院長の協力のもと、立ち上げにいたりました」


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https://news.yahoo.co.jp/articles/b846c2f77c4e6e1cc0d230b82a584197f9e40840

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